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2017年11月1日 「徘徊ママリン87歳の夏 映画上映会」を開催
10月30日(月)蕨市立文化ホールくるるで、パルシステム共済連たすけあい活動助成金を使用し「徘徊ママリン87歳の夏 映画上映会」を行いました。




上映の前に、蕨市認知症地域支援推進員の浅川奈穂さんと小山睦美さんから、認知症について講演いただきました。

浅川さんより、「85歳以上の認知症と診断されている方は、4人に1人います。平成28年度では、認知症を発症する方が約15,000人と、私達にとって身近な問題となってきました。徘徊により絶えず歩き回った結果、自宅に戻れず行方不明となってしまう方が1.2%いらっしゃいます」。と認知症を患う方の現状をうかがいました。
小山さんからは、蕨市介護保険室から発行されている「蕨市認知症安心ガイドブック」をもとに、認知症への理解や早期対応が求められる診断の大切さ、また蕨市内の5ヵ所で地域の方なら参加できる「オレンジカフェ」で、もの忘れなど気になる事があったら相談にのってもらえる場所があることも教わりました。


                               【 認知症の経過 】
                
認知症の疑い 認知症を有するが日常生活は自立 誰かの見守りがあれば日常生活は自立 日常生活に手助けや介護が必要 常に介護が必要
もの忘れはあるが、金銭管理や買い物、書類作成等を含め、日常生活は自立。 金銭管理等にミスが見られるが、日常生活はほぼ自立。新しいことがなかなか覚えられない。 服薬管理ができない。  たびたび道に迷う。 着替えや食事、トイレ等がうまくできない。自宅が分からなくて、戻れなくなる。時間・日時・季節がわからなくなる。 ほぼ寝たきりで意思の疎通が難しい。言葉によるコミュニケーションが難しくなる。声かけや介護を拒む。

 

蕨市第二地域包括支援センター 浅川さん

蕨市第一地域包括支援センター 小山さん

認知症の学習後、血のめぐりを良くする頭の体操「ジャンケン」を行いました。
「グー・チョキ・パーのうち2種を職員が出したら、手を挙げ残りの1種を見せてください!」







認知症とともに暮らすこと、老いとは、人間とは・・・を問いかけ、認知症を患った母(ママリン)と娘(アッコさん)の生活を追ったドキュメンタリー映画の上映が始まりました。
〝認知症のドキュメンタリー映画〟と聞き、内容が重苦しいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、母娘の掛け合いがテンポよく、笑いも誘う流れで構成されており、観客も同感したり、悲観的になったり・・・と気持ちを揺さぶられます。



舞台は大阪市の北浜。結婚後、奈良県に住んでいたママリンの認知症が進み、アッコさんの住む大阪の自宅へ引き取ります。
アッコさんは「認知症の母の面倒をみることなんて、明るい性格の私には大したことない!」と思っていたそうです。しかし、昼夜の区別なく徘徊を続ける母を見守るのは並大抵なことではありません。娘であることを忘れられたり、罵声を浴びせられたりすることもあり、胸中は複雑そのもの。そんな中、デイサービスを利用したアッコさんは、「自由であること」の意味を噛みしめるのでした。
今では、一緒に外食したり、喫茶店でくつろいだりしています。ママリンを知るお店の店員は、徘徊しているママリンを見つけると、店内で休ませ、アッコさんに連絡をし温かく見守ってくれる人達もいます。田舎で1人暮らしをさせていた頃より「大阪の都会の方が認知症に対して理解があるように思う」とアッコさんは話します。認知症には、町全体の協力も必要であると痛感させられます。

映画の最後には、ママリンの過去4年間の徘徊記録が映し出されました。
家出回数(1388回)、徘徊時間、徘徊距離(1844km)、最長徘徊時間(15時間/日)、最長徘徊距離、お世話になった交番・警察署。 他人事ではない、明日は我が身に起こり得るかもしれないことなのです。

最後に、いきいきネットワーク コーディネーター 原さんより「いきいきネットワーク」の紹介があり、大盛況だった映画上映会を終えました。